どうも、王騎です。
6/15に「フリーランスの王」こと
ストックサン株式会社の株本社長が主催する
『フリーランスサミット』に行って来ました。

(画像はイメージです。)
ストックサンはコンサルティング会社で、
現在の月商は3000万〜4000万。
当日はそんなストックサンに参画し、
実際に月に100万円以上売り上げて結果を出してる人たちが登壇し、
「今後フリーランスとして生き残っていくために必要なこと」
というテーマでトータル約3時間以上の講演が行われました。
今日はサミットに参加して
僕が気付いたこと、勉強になったことを書いていきます。
ストックサンが実践する新時代のビジネスモデルとは?

↑2017年に株式会社ストックサンを起業し、現在は月商3000万〜4000万のベンチャーまで成長させた株本祐己氏。
ストックサンは今言ったように、
店舗や企業向けにWEBマーケティングのコンサルティングをする会社です。
株本さん曰く、
「WEBに関することは全部うちでカバーできます」
って言うからすごいですね。
ただ、これだけだと、普通のコンサルティング会社と変わりません。
ストックサンの特筆すべきところは、正社員が一人もいないこと。
メンバーは全員が個人事業主、いわゆるフリーランスなんですね。
彼らはストックサンにコンサルティングを行うメンバーとして参画しており、
ストックサンが受注した案件を彼らに振り分けていきます。
で、案件の受注代金をストックサンと、各フリーランスで分ける。
※ここの具体的な割合もサミットでは触れられていました。
こうした従来の雇用形態を覆す斬新な組織づくり、マネタイズを行っている点。
また、現在「フリーランス」そのものが注目され始めているのもあり、
ストックサンもまた大きく注目されています。
ストックサンメンバーの優れている点
株本さん自身、現在は年収で1億円を稼いでいるそうですが、
注目すべきはストックサンに参画するメンバーも大きな収入を得ている(月収100〜200万円以上の人多数)、ということです。
今回のフリーランスサミットでは、そうしたフリーランスの中でも実力のあるメンバーが、自身が大きく稼いでいる秘訣を話してくれました。
①従来の個人で動くのではなくチーム制
まず、登壇していたストックサンのメンバーに共通していたのは、
全員がプレーヤー視点だけでなく、
経営者視点を合わせ持っていた、ということ。
彼らの場合、他の「ただ振られた仕事を自分がもくもくとこなす」
一般的なフリーランスのイメージとはかなりかけ離れた思考と戦略でビジネスに臨んでいました。
僕は基本的にプレーヤー的なフリーランスになるのは批判しています。
なぜなら、多くのフリーランスは会社に属さず独立してはいるものの、
結局は商流で言えば多くが最下層に位置しているからです。
つまり、彼らのほとんどが
企業の「下請け」仕事をやっているに過ぎないんですね。
確かに、それでも個人で仕事を受ければ
中間のマージンが発生しないため、単価自体は会社員時代よりも高いかもしれません。
でも、それだとずっと自分が永続的に働かなくてはいけないのが大きなリスクです。
資産にならない、「労働収入」だけでやっていくのは正直かなり辛いと思います。
しかし、ストックサンの人たちが違うのは、
皆自分一人で案件を請け負うのではなく、
「チーム」を作り、WEB周りはなんでもお任せ下さい!
と言った、「パッケージ」として企業にコンサルティングを販売していたことです。
こうすることで、自分が本来専門でない領域に関しても他のメンバーが補填してくれるので、
クライアントとなる企業のより多様なニーズに対応することできます。
かつ、チームのメンバーに実務のほとんどを任せてしまえば、
彼らが自分の代わりに働いてくれるため、
自分が朝から晩まで忙しくする必要がない。
つまり、プレーヤーではなく、
オーナー視点でビジネスを捉えているのが、彼らの共通点でした。
今後フリーランスとして独立し、
かつ経済的にも時間的にも自由を手にしたければ、
ストックサンメンバーのビジネスモデル、および思考は大いに参考になるでしょう。
②チームだからこそできる『パッケージ戦略』
チームを結成することのメリットをもう少し掘り下げると、
チームで仕事受けるがゆえに、他のフリーランスと大きく「差別化」できているんですね。
企業は、PPC広告の運用を代わりにやってもらいたいと言った具体的なニーズではなく、
「WEBを活用したい」という漠然とした悩みベースでコンサルを依頼して来ることも多いんですね。
そもそも、企業のWEB担当者も、広告を打てばいいのか、
HPのデザインを変えればいいのか、新たにメディアを作ればいいのか、など、
いったい何を改善すれば売上げアップorコストダウンに繋がるかわからない、という場合も多い。
でも、確かなのは、彼らは本質的に、
「売上を上げたい」か「コストを下げたい」のどちらか。
だから、そのどちらかを達成できるコンサルこそが、本当の意味で価値があるわけです。
そうなると、たとえば「ライティング」とか、
「広告運用代行」といった極めて範囲の狭い領域のみしか請け負えないと、
本質的に企業の本質的な需要に応えられない場合もあります。
そこで、ストックサンでは「御社のWEB領域全部やります!」と言って、
広告やライティングなどの個別具体なスキルベースではなく、
パッケージで案件を受注するようにしてこの問題をクリアしています。
確かに、企業からすれば「WEBのことは全部この人に丸投げすればいいんだ!」となるから、ラクラク。
逆に、こうしたストックサンのような受注方式がメジャーになると、
個人で企業相手にコンサルを取るのは難しくなりますよね。
だから、今後はフリーランスも、ストックサンのような「組織」に入って活動するケースが増えるのではないかと、今回のサミットを通して感じましたね。
ストックサンの事例でわかるように、一番儲かるのは彼らのように「フリーランス」を上手に使う側です。
実は一番儲かるのはスキルのある人間ではなく、
スキルのある人間を使える人間だと言うこと。
じゃあスキルある人を使えるのはどんなヤツなの?
っていうのを考えていくと良いかと思います。
今回のサミットを通じて他にも普通に僕自身も学ぶことや、
真似して自分の会社で取り入れたいことがたくさんあったので非常に有意義でした。
やっぱりいつになっても学べそうなところからは徹底的に学ぶ、盗む。
この姿勢がお金を死ぬほど稼ぐには超重要ですね。
もちろん、学んだだけで満足したのでは意味がありません。
大事なのは具体的な「行動」にまで落とし込むこと。
というわけで、早速会社に同じような法人コンサル部門を立ち上げようと思います。
いや、楽しみです。
それでは。